【セッションレポート】新しい世界への入口: 最新アイデンティティソリューションのご紹介 #OktaIdentitySummitTokyo2024
こんにちは、こんばんは。
業務効率化ソリューション部/ゲームソリューション部のきだぱんです。
2024年9月11日に開催されたOkta Identity Summit Tokyo 2024に参加しました!
当記事では、セッションの中から、基調講演 「新しい世界への入口:最新アイデンティティソリューションのご紹介」 というセッションのレポートをお届けします。
セッション概要
【タイトル】
「新しい世界への入口:最新アイデンティティソリューションのご紹介」
【概要】
アイデンティティはどのように世界を変えられるのでしょうか?
本セッションでは、Okta のアイデンティティソリューションがどのように世界を変えられるのか最新機能やそのユースケースについてご紹介いたします。
【スピーカー】
Okta Japan株式会社
ソリューションマーケティング
シニアソリューションマーケティングマネージャー
高橋 卓也氏
レポート
Oktaでは「Launch Week」にて、四半期ごとに新機能やアップデートの案内をしています。
今回のセッションではLaunch Weekにて発表された機能の一部についてお話しされていました。
そもそもOktaとは
Oktaは、誰もが自分のアイデンティティを活用して、あらゆるテクノロジーを安全に利用できる世界を築くことを掲げてサービスを展開しています。
Oktaでは Customer Identity Cloud と Workforce Identity Cloud の2種類のサービスを提供しています。
- Customer Identity Cloud
Customer Identity Cloud(※以下CIC)は、特にB2B SaaSでの使用を想定しており、企業が顧客のアイデンティティ管理を効率的に行うための包括的なソリューションです。
顧客向けのアイデンティティおよびアクセス管理ソリューションで、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)を提供し、顧客体験とセキュリティを向上させます。
APIを通じて開発者が容易に統合でき、スケーラビリティとパフォーマンスを重視しています。
CICを導入することで、企業はセキュリティを強化しつつ、顧客に対して優れたユーザーエクスペリエンスを提供することができます。
- Workforce Identity Cloud
Workforce Identity Cloud(※以下WIC)は、企業が従業員やパートナーのアイデンティティ管理を効率的に行い、セキュリティを強化しつつ、優れたユーザーエクスペリエンスを提供するための包括的なソリューションです。
従業員やパートナー向けのアイデンティティおよびアクセス管理ソリューションで、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)を提供し、内部ユーザーのセキュリティと効率を向上させます。
ディレクトリ統合や自動プロビジョニング機能も備え、IT管理を簡素化します。これにより、企業は内部のアイデンティティ管理を最適化し、セキュリティリスクを軽減できます。
紹介された機能
今回紹介された機能は5つです。
Identity Security Posture Management
Okta Identity Security Posture Managementは、WICの機能で、組織のアイデンティティセキュリティを強化するための総合的なソリューションです。
リアルタイムの可視性、リスク評価、自動対応、ポリシー管理、コンプライアンス支援など、多岐にわたる機能を提供し、セキュリティの強化と運用効率の向上を実現します。
- アイデンティティセキュリティの強化
- 脆弱性の特定、リスクの優先順位つけ、修復の合理化
- 提供時期;北米にて提供開始、2025年以降にグローバル展開
Okta Identity Security Posture Managementは、WICの機能で、組織のアイデンティティセキュリティを強化するための総合的なソリューションです。
リアルタイムの可視性、リスク評価、自動対応、ポリシー管理、コンプライアンス支援など、多岐にわたる機能を提供し、セキュリティの強化と運用効率の向上を実現します。
Identity Threat Protection with Okta AI
WICの機能で巧妙なアイデンティティ攻撃に対抗するために、認証中および認証後も継続的に脅威を検知して対応します。エコシステム全体でセキュリティシグナルの共有を強化し、修復アクションを自動的に調整します。
- 継続的な保護と一貫した安全性の実現
- 常時保護、脅威へのシームレスな対応、エコシステムの知見を活用
- 認証が終わった後の通信も脅威を検出し、リスクが検出された際も即座に対応が可能
- 提供時期:Coming soon!
Okta Workflows Audit ready for FedRAMP High
Okta WorkflowsがFedRAMP High認定により監査に対応しました。
- 重要システム/データをサポート
- ノーコードの自動化/オーケストレーションプラットフォーム
- 複雑な機能の構築と管理を実現
- コンプライアンス標準の維持
- エクスペリエンス管理の改善
Highly Regulated Identity
CICの機能で、顧客とのやり取りの機密性を確保することは、ログインにとどまらない課題です。
ユーザーフレンドリーなデジタルエクスペリエンスを創出してエンドユーザーの期待に応えると同時に、業界が求める厳格なセキュリティとプライバシーの基準をサポートすることができます。
- 高い機密性が求められるトランザクションを保護
- 強力な顧客認証、優れた顧客体験
- ユーザーへストレスを与えることなく必要な時だけ認証を求められる
Forms for Actions
CICの機能で、サインアップとログインのエクスペリエンスから摩擦を排除することは、お客さまを獲得するために不可欠です。
Forms for Actionsを使用して、アイデンティティフローのオーケストレーション、パーソナライズ、保護を改善することで、市場投入までの時間を短縮し、フォームのコンバージョン率を向上させることができます。
- 最新のアイデンティティのための拡張機能
- ユーザー情報の収集、ノーコード、同意管理
- ノーコードで使用可能
- ログインをしたらユーザーの必要な情報を示すことが可能
- エンジニアのリソースを消費することなく可能
- 提供時期:Coming Soon!
最後に
今回は、Okta Identity Summit Tokyo 2024のセッションの中から、「新しい世界への入口: 最新アイデンティティソリューションのご紹介」というセッションのレポートをお届けしました。
Okta CIC・WICでは、多くの新機能とアップデートが行われています。
また、10/15-17で oktane というイベントも行われます。
そこでもアップデートが多くありそうなのでチェックしていきたいです。
Oktaに関するブログも多く公開されていますので、是非こちらもご覧ください。